HACCPコラム

戦略的HACCP運用からの農場成績向上と維持の為に!NO6

2018年11月≪HACCPトピックス≫
農場成績向上と維持の為に!
『戦略的HACCP運用とは何か!を考える』~NO6

今回は【内部、外部とのコミュニケーション上手である事】についてお話をさせて頂きます。

前回は【気付き上手である事】についてお話をさせて頂きました。
組織全員が皆、気付き上手な訳も無く、気付き方にも差が生じる事は十分御座います。
このままではバラバラですね。組織は人なり!バラバラでは機能しませんね。
ここで必要な事は一般的に言われております『コミュニケーション』です。
一言で『コミュニケーションを取りなさい』と言いますが、そう簡単なものでは御座いません。
コミュニケーションとは当然では御座いますが相手がおります。
相手とコミュニケーションを図りたいと言う気持ちが有っても相手にその気が無ければ取りづらいものです。そのうち取らなくなりますね。
組織に於きましても強制的に取りなさい!なんて言いますが全く無理!
何故、コミュニケーションをとるのでしょうか?また取れているのでしょうか?
① 相手が自分(部門)に取って有益な情報を持っているから。
② 相手が自分自身の成長に有益な情報を持っているから。
③ 共に大きな目的を果たす仲間だから。
即ち自分であれ自部門であれ、情報共有する事で自信の成長、部門の成長が有ると分かればコミュニケーションを図る様になります。
よって前回の『気付き上手』と言う意味合いは様々な状況の変化に気付いた方が居る御蔭で早期発見、早期対応が出来、早めの対応措置を図る事で損害を軽減させる事が出来る(仏教用語で大難・小難、小難・無難)
コミュニケーションを取らない・取れない大きな要因は、現状満足、大きな変化を好まない、一匹狼、自分が好き、と言った方々に多くみられます。
この方々に自らコミュニケーションを取りなさいと言ってもその意思が無い為に自らは決して取らない傾向です。
ではどうしたら良いのでしょうか(次回へ)

国際HACCP同盟認定 リードインストラクター
農場HACCP認証審査員
JGAP指導員
藤巻哲也

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